2×4工法とは
2x4工法(ツーバイフォー)の特徴
2x4工法(ツーバイフォー)とは、19世紀、北米で開発された建築工法で、木材を組み合わせて作られた枠組みに合板で作られた木製パネルを組み合わせて、床、壁、天井などの面を組み立てていきます。この工法で一番よく使われている構造用の木材が2x4インチだたっため2x4工法と呼ばれるようになりました。
ツーバイフォーの軒先工法
ツーバイフォー住宅の屋根は強風でも優れた強度を備えています。
米国では、台風よりも強いハリケーンがあります。その強風に備えた独自のアイデアが採用されています。
「ハリケーンタイ」と呼ばれる、あおり止め金具があり、
屋根とたる木と外壁を連結し、強風にあおられても屋根が吹き飛ばないようにします。強風によって軒下から吹き上げ風があっても、屋根が持ち上げられにくい構造になっています。
ツーバイフォーのファイヤーストップ構造
ファイヤーストップ構造は、火の通り道となる床や壁において、枠組み材などが空気の流れを遮断し、上階への燃え広がりを防止します。 各部屋、各階への広がりを防ぐことで1つ1つの場所で防火対策を行っていることと同じ仕組みになります。壁の中にある空気層を細かく区切ることで酸素の供給が少なくなり、火の進行が遅くなります。
ツーバイフォー住宅の自由設計
ツーバイフォー住宅は、設計面でも優れた特性をもっています。
面構造で柱がないため、設計の自由度が高くスッキリした、広々とした空間の建物を作ることができます。
この「自由設計」により、ツーバイフォー工法は一般的な住宅だけでなく、ホテル、病院、その他の各種施設・・・といった多様な建物形態の建築が可能です。